PSU日記
はたまた、何かのネタやら小説やら・・・!!
カレンダー
03 | 2024/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 |
フリーエリア
最新TB
プロフィール
HN:
リフレイン
性別:
非公開
自己紹介:
ブログ主のリフレインですっ
主にPSU活動がメインだと思います!
他には下手糞なイラスト描いたりなんだり・・・。
1st:エヴァンジェ ヒュマ子AF
2nd:バーテックス ビス男FM
3rd:リフレイン キャス子GM
4th:レナ・D・ウィンスレット ニュマ子MF
ユニバースは適当に遊んでます。
どうでも良いブログですが良かったら、見てくださると嬉しい限りですー!
いないとは思いますが、イラストの無断転載はおやめください。
何かあればコメントしてくださるとありがたいですっ
主にPSU活動がメインだと思います!
他には下手糞なイラスト描いたりなんだり・・・。
1st:エヴァンジェ ヒュマ子AF
2nd:バーテックス ビス男FM
3rd:リフレイン キャス子GM
4th:レナ・D・ウィンスレット ニュマ子MF
ユニバースは適当に遊んでます。
どうでも良いブログですが良かったら、見てくださると嬉しい限りですー!
いないとは思いますが、イラストの無断転載はおやめください。
何かあればコメントしてくださるとありがたいですっ
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
ブログの評価 ブログレーダー
アクセス解析
2009/05/14 (Thu)
レナの最大出力のテクニックを受けたアルテラツゴウグは倒れた。
長い戦いが終わり、4人がレナのところに駆け寄ってきた。
「な、なんなのあれ?!僕初めてみたよぉっ。」
「まさかあんな攻撃ができるなんてな。ビックリしたぞ、レナ。」
カノンとアリオスが驚きを隠せないようだった。
それもそのはずであろう。アルテラツゴウグを倒したテクニックの攻撃は、レナ独自で考えあげ扱えるようにしたテクニックなのだ。
「ちょっと威力強すぎたかしら・・・。でも、そうそう何発も撃てるわけじゃないし、集中しすぎて疲れちゃったわ。」
「なんにせよ、お前のおかげであいつを倒せたことは事実だ・・・。感謝している。」
「すごかったですよぉ~!私もビックリしちゃいましたよ~、ありがとうございますぅ~。」
レナの言葉に続き、少年ビーストと女性ヒューマンが労いと礼の言葉をかけてきた。
「そういえば二人の名前をまだ聞いていなかったな、俺はアリオス。こっちのちっこいのがカノン、彼女はレナだ。」
しっかりとした自己紹介がまだだったためアリオスが軽く自己紹介をした。
「言うタイミングがなかったんたんだ、仕方ないだろう。俺の名はソル・・・。こいつはエリーナだ。改めて礼を言う。」
少年ビーストはソルと名乗り、女性ヒューマンの方を見てエリーナと紹介をした。
そのソルと名乗った少年ビーストは赤く染まった髪をしており、目も同様に紅蓮のように赤かった。
カノンと背の高さは変わらぬようだったが、言葉遣いといい引き締まった顔立ちからみてもまったくカノンとは逆な感じだった。
年齢は大体19か20といったところだろう。
男としては珍しくポニーテールをしているのが印象的だった。
女性ヒューマンのエリーナは、少し茶髪と金髪のまじった色合いの髪の毛をしていた。
目はレナと似ていて淡い緑色の目をしている。
全体的に水色で統一された衣装が綺麗に見え、スラッとしたスタイルは世の中の女性の憧れだろう。
外見上年齢はレナと同じ19歳に見える。
「いや、君達がいなければどうしようもなかっただろう。こちらこそありがとう。」
アリオスがソルの言葉に反応し、手を差し出してきた。
「んっ。」
それを少し照れながらもソルが手を差し出し、握手を交わす。
五人が1つになった瞬間であった。
それから、しばらく話し合ってアリオス達とソル達が同じミッションをうけていることが分かり、支部の手違いだということが判明した。
だが、ソル達が同じミッションを受けていなかったらアリオス達はどうなっていただろうか。
想像するだけでゾッとする。
そんな会話をしてる時、レナは一人既に息をしていないアルテラツゴウグへ近寄り何かを確認していた。
「もしかしてと思ったけど・・・。でも、これは皆には言わない方が良いわね。」
「どうかしたのぉ、レナ。何か分かったなら僕にも教えてよぉっ。」
レナが1人確認していた時、カノンがひっそりと背後から声をかけてきた。
確認に集中しており、背後に回られたことに気付かなかったレナは一瞬体をビクリとして振り返った。
「も・・・もうっ、ビックリするじゃない!心臓が飛び出るかと思ったわ。」
胸に手を当て呼吸を整えてから、レナはカノンを少し睨みつける。
「だってぇ、皆喋ってるのにレナだけなんかコソコソしてるからだよぉ?!」
「うっ・・・ごめんなさい、悪かったわ。さ、皆のとこに戻りましょ、ねっ。」
だが、カノンに本当のことを言われ、言い返せないレナは素直に謝る。
アリオス達三人のとこに戻ろうと二人がその一歩踏み出した途端空気が変わったことに、ハッと気付いたレナ。
「カノンっ!」
「え・・・何、むぎゃぁっ」
いきなりレナがカノンの名を叫ぶと同時に飛び掛り、カノンの顔を胸に埋めこみながら倒れた。
その瞬間、アルテラツゴウグの片方の首が斬り落とされていた。
「ふぅ、危なかったわね・・・。」
「むがっ、むぅ"ぅ"ぅ"、ぐるじぃ"。」
場の異変に気付いたアリオス達がレナ達のところに走ってきた。
・・・が、その光景を見ると深いため息をつく。
「何があった?!大丈夫か・・・って、何してるんだ。」
アリオス達がその場を見ると2人が抱き合ってるようにしか見えなかった。
端から見ると、レナがカノンを無理やり胸に埋めているようだった。
「お前達・・・。そういうのは別のところでやってくれ。」
「なんかラヴラヴな感じですねぇ~、お邪魔でしたでしょうかぁ~。うふふ~。」
「とりあえず、カノンが死にそうだ・・・。離してやってくれないか、レナ。」
ソルとエリーナは冗談交じりながら二人に話しかけ。アリオスはカノンの心配をしていた。
レナはカノンの青ざめた表情に気付かず、ずっと抱きしめていたままだった。
「え?あ、ごめんなさいっカノン。・・・って、違うってば!!誰かに斬りつけられたのよっ。」
「く、苦しかったぁぁ。あ、ありがとおアリオスゥ。」
レナがカノンをようやく開放すると起きた事を言った。
そしてアルテラツゴウグの物陰から誰かが出てきて言ってきた。
「外しちゃったか。でも、それでこそガーディアンズね。アハ。」
そこには白いキャストの女性が立っていた。
両手にセイバーを持っていて、その2つのセイバーはまるで真紅のように赤く染まっていた。
『!?』
ソルとエリーナ以外の三人がその白いキャストを見て反応した。
「な、なんであなたが・・・?!リフレイン!」
そのリフレインと呼ばれた白いキャストはニコニコ笑っていた。
外見は茶髪に、メイドがつけるようなカチューシャをつけていた。
さらに胸を強調したパーツをつけており、目は赤く、ツインテールが特徴的だった。
「お久しぶりだね・・・アリオス、カノン、レナ。それと誰か知らないお二人さん、クスクス。」
「なっ・・・リフレイン、お前どこに行ってたんだ?!何ヶ月も前から姿を現さなくなって俺達心配してたんだぞ。」
アリオス達が心配をしていたことをリフレインに次げた。
だが、次に出た言葉は思いもよらない言葉が返ってきた。
「何も心配ないよ、ここで全員死ぬんだから。さぁってと、誰から殺ろうか迷っちゃうなぁ。アハ、アハハハ!」
「う、嘘でしょ?!冗談にしてはきつすぎるよぉ、リフレイン!」
たまらずカノンが叫んだ。
「冗談でこんなことやらないでしょ、頭大丈夫?カノン。」
「今までのガーディアンズを襲撃していたのはこの私。そして今があなた達の番ってわけ。」
リフレインはカノンの問いに冷たくぶっきらぼうに言い放つ。
その笑顔からは想像できないほどの話し方だ。
「さっきから聞いてれば・・・いい加減にしろよ、この女キャスト。お前が誰だろうがアリオス達の知り合いだろうが知らんが、俺達はここでくたばるわけにはいかないんだよっ。ナノブラストォォォォオオ!」
ソルがリフレインの言葉でキレた。そしてソルはビースト特有であるナノブラストを使いアリオス以上の大きさの獣に変身した。
その姿はまるで鬼のよう。二の腕は岩よりも太く、拳は殴られたらひとたまりもないのが分かるくらいの大きさをしている。
「ふんっ、獣がバケモノに変身しただけで何ができるの、キャハハハッ!」
アリオス達はその場から動けず、ソルが一人リフレインに突っ込む。
変身したソルの大きな拳がリフレインを襲う。
・・・が、リフレインはそれを1本のセイバーで軽く受け止めた。
「こんなものなの?ビーストにしてはえらく非力ね。」
「余裕っぽそうですが、気をつけないとあなたが命を落としますよぉ~。うふふっ。」
真正面からソルの攻撃を受け止めている間に、いつの間にか背後からエリーナがランスでなぎ払ってきた。
しかし、リフレインはそれをもう一方のセイバーを使って受け止めた。
エリーナは笑っているようだが、心なしかその笑顔が怖い。
「あなた、やるじゃない・・・。殺すには惜しいわねぇ。」
「やめなさい、リフレイン!この状況で勝てると思うの?!」
レナがリフレインに戦闘を停止するように促す。
さすがに誰から見ても、5対1の状況で勝てるとは思えない。
「レナ、あなた優しいわね。その優しさがいつか命とりにならないと良いけどね、アハ。」
リフレインがチラっとレナを見つめそう言った。
「余所見するんじゃねぇぞっ!女キャストォオオ!」
「これでチェックメイトですよぉ~。」
ソルとエリーナの攻撃がリフレインの2つセイバーを吹き飛ばし、宙を舞った2つのセイバーは地面に突き刺さる。
状況が悪くなったと見て、リフレインはその場から離れた。
「くっ・・・ちょっとみくびってたわ。今は撤退するしかないか。」
「じゃあ、今日はここまでね。また機会があったら会いましょっ。アハハ!」
そう言って5人をその場に残し、リフレインは消えていった。
ーニューデイズ支部ー
「申し訳ありません。こちらの不手際で2つのパーティーが同じミッションを受けると言うことになっていました。報酬の方は倍で払いましょう。皆さん本当にお疲れ様でした。」
あの後、リフレインが元はアリオス達と一緒にいつもミッションを受けていたことを説明した。
しかし、ある日を境にリフレインとの連絡がパッタリとなくなってしまったのだ。
まさかガーディアンズ襲撃の犯人を言えるはずもなく、支部から出てきた。
「なんか申し訳ないな。俺達のせいでこんなことになってしまって。」
「気にするな・・・。アリオス達のせいではないだろう。それは俺もエリーナも分かってるつもりだ。このことは他言無用にしておこう。」
「ありがと、ソル。あなた達がいなかったら私達はもうこの世にはいなかったかもしれないわ。」
「ソルも、エリーナもありがとぉ。すごい助かっちゃった!」
アリオスの謝罪にソルは気さくな答えを返した。
レナとカノンもお礼を言い、2人に頭を下げた。
「お礼なんて良いですよぉ~。お互い様ってことです~。まさかお知り合いだとは思いませんでしたけどぉ。」
「こいつを渡しておこう・・・。何かあれば呼んでくれ、すぐに駆けつけよう。エリーナ行くぞ。」
「あ、そうですねぇ~。いつでも呼んでくださいねぇ、ではでは~。」
そう言ってソルとエリーナはパートナーカードを3人に渡した。
同じようにアリオス達もカードを交換し、二人を見送った。
「ふぅ、何がなんやらもう訳が分からなくなったな・・・。」
「同意見ね。今回ばかりは疲れたし・・・それにリフレインのことも。」
「どうしちゃったのかな。あんなのリフレインじゃないよね?!」
3人は今回のミッションと襲撃してきたリフレインのことでいっぱいだった。
だが、今は疲れを癒すために帰路につくしかなかった。
そしてこの先起こる激闘を3人はまだ知る由もなかった・・・。
長い戦いが終わり、4人がレナのところに駆け寄ってきた。
「な、なんなのあれ?!僕初めてみたよぉっ。」
「まさかあんな攻撃ができるなんてな。ビックリしたぞ、レナ。」
カノンとアリオスが驚きを隠せないようだった。
それもそのはずであろう。アルテラツゴウグを倒したテクニックの攻撃は、レナ独自で考えあげ扱えるようにしたテクニックなのだ。
「ちょっと威力強すぎたかしら・・・。でも、そうそう何発も撃てるわけじゃないし、集中しすぎて疲れちゃったわ。」
「なんにせよ、お前のおかげであいつを倒せたことは事実だ・・・。感謝している。」
「すごかったですよぉ~!私もビックリしちゃいましたよ~、ありがとうございますぅ~。」
レナの言葉に続き、少年ビーストと女性ヒューマンが労いと礼の言葉をかけてきた。
「そういえば二人の名前をまだ聞いていなかったな、俺はアリオス。こっちのちっこいのがカノン、彼女はレナだ。」
しっかりとした自己紹介がまだだったためアリオスが軽く自己紹介をした。
「言うタイミングがなかったんたんだ、仕方ないだろう。俺の名はソル・・・。こいつはエリーナだ。改めて礼を言う。」
少年ビーストはソルと名乗り、女性ヒューマンの方を見てエリーナと紹介をした。
そのソルと名乗った少年ビーストは赤く染まった髪をしており、目も同様に紅蓮のように赤かった。
カノンと背の高さは変わらぬようだったが、言葉遣いといい引き締まった顔立ちからみてもまったくカノンとは逆な感じだった。
年齢は大体19か20といったところだろう。
男としては珍しくポニーテールをしているのが印象的だった。
女性ヒューマンのエリーナは、少し茶髪と金髪のまじった色合いの髪の毛をしていた。
目はレナと似ていて淡い緑色の目をしている。
全体的に水色で統一された衣装が綺麗に見え、スラッとしたスタイルは世の中の女性の憧れだろう。
外見上年齢はレナと同じ19歳に見える。
「いや、君達がいなければどうしようもなかっただろう。こちらこそありがとう。」
アリオスがソルの言葉に反応し、手を差し出してきた。
「んっ。」
それを少し照れながらもソルが手を差し出し、握手を交わす。
五人が1つになった瞬間であった。
それから、しばらく話し合ってアリオス達とソル達が同じミッションをうけていることが分かり、支部の手違いだということが判明した。
だが、ソル達が同じミッションを受けていなかったらアリオス達はどうなっていただろうか。
想像するだけでゾッとする。
そんな会話をしてる時、レナは一人既に息をしていないアルテラツゴウグへ近寄り何かを確認していた。
「もしかしてと思ったけど・・・。でも、これは皆には言わない方が良いわね。」
「どうかしたのぉ、レナ。何か分かったなら僕にも教えてよぉっ。」
レナが1人確認していた時、カノンがひっそりと背後から声をかけてきた。
確認に集中しており、背後に回られたことに気付かなかったレナは一瞬体をビクリとして振り返った。
「も・・・もうっ、ビックリするじゃない!心臓が飛び出るかと思ったわ。」
胸に手を当て呼吸を整えてから、レナはカノンを少し睨みつける。
「だってぇ、皆喋ってるのにレナだけなんかコソコソしてるからだよぉ?!」
「うっ・・・ごめんなさい、悪かったわ。さ、皆のとこに戻りましょ、ねっ。」
だが、カノンに本当のことを言われ、言い返せないレナは素直に謝る。
アリオス達三人のとこに戻ろうと二人がその一歩踏み出した途端空気が変わったことに、ハッと気付いたレナ。
「カノンっ!」
「え・・・何、むぎゃぁっ」
いきなりレナがカノンの名を叫ぶと同時に飛び掛り、カノンの顔を胸に埋めこみながら倒れた。
その瞬間、アルテラツゴウグの片方の首が斬り落とされていた。
「ふぅ、危なかったわね・・・。」
「むがっ、むぅ"ぅ"ぅ"、ぐるじぃ"。」
場の異変に気付いたアリオス達がレナ達のところに走ってきた。
・・・が、その光景を見ると深いため息をつく。
「何があった?!大丈夫か・・・って、何してるんだ。」
アリオス達がその場を見ると2人が抱き合ってるようにしか見えなかった。
端から見ると、レナがカノンを無理やり胸に埋めているようだった。
「お前達・・・。そういうのは別のところでやってくれ。」
「なんかラヴラヴな感じですねぇ~、お邪魔でしたでしょうかぁ~。うふふ~。」
「とりあえず、カノンが死にそうだ・・・。離してやってくれないか、レナ。」
ソルとエリーナは冗談交じりながら二人に話しかけ。アリオスはカノンの心配をしていた。
レナはカノンの青ざめた表情に気付かず、ずっと抱きしめていたままだった。
「え?あ、ごめんなさいっカノン。・・・って、違うってば!!誰かに斬りつけられたのよっ。」
「く、苦しかったぁぁ。あ、ありがとおアリオスゥ。」
レナがカノンをようやく開放すると起きた事を言った。
そしてアルテラツゴウグの物陰から誰かが出てきて言ってきた。
「外しちゃったか。でも、それでこそガーディアンズね。アハ。」
そこには白いキャストの女性が立っていた。
両手にセイバーを持っていて、その2つのセイバーはまるで真紅のように赤く染まっていた。
『!?』
ソルとエリーナ以外の三人がその白いキャストを見て反応した。
「な、なんであなたが・・・?!リフレイン!」
そのリフレインと呼ばれた白いキャストはニコニコ笑っていた。
外見は茶髪に、メイドがつけるようなカチューシャをつけていた。
さらに胸を強調したパーツをつけており、目は赤く、ツインテールが特徴的だった。
「お久しぶりだね・・・アリオス、カノン、レナ。それと誰か知らないお二人さん、クスクス。」
「なっ・・・リフレイン、お前どこに行ってたんだ?!何ヶ月も前から姿を現さなくなって俺達心配してたんだぞ。」
アリオス達が心配をしていたことをリフレインに次げた。
だが、次に出た言葉は思いもよらない言葉が返ってきた。
「何も心配ないよ、ここで全員死ぬんだから。さぁってと、誰から殺ろうか迷っちゃうなぁ。アハ、アハハハ!」
「う、嘘でしょ?!冗談にしてはきつすぎるよぉ、リフレイン!」
たまらずカノンが叫んだ。
「冗談でこんなことやらないでしょ、頭大丈夫?カノン。」
「今までのガーディアンズを襲撃していたのはこの私。そして今があなた達の番ってわけ。」
リフレインはカノンの問いに冷たくぶっきらぼうに言い放つ。
その笑顔からは想像できないほどの話し方だ。
「さっきから聞いてれば・・・いい加減にしろよ、この女キャスト。お前が誰だろうがアリオス達の知り合いだろうが知らんが、俺達はここでくたばるわけにはいかないんだよっ。ナノブラストォォォォオオ!」
ソルがリフレインの言葉でキレた。そしてソルはビースト特有であるナノブラストを使いアリオス以上の大きさの獣に変身した。
その姿はまるで鬼のよう。二の腕は岩よりも太く、拳は殴られたらひとたまりもないのが分かるくらいの大きさをしている。
「ふんっ、獣がバケモノに変身しただけで何ができるの、キャハハハッ!」
アリオス達はその場から動けず、ソルが一人リフレインに突っ込む。
変身したソルの大きな拳がリフレインを襲う。
・・・が、リフレインはそれを1本のセイバーで軽く受け止めた。
「こんなものなの?ビーストにしてはえらく非力ね。」
「余裕っぽそうですが、気をつけないとあなたが命を落としますよぉ~。うふふっ。」
真正面からソルの攻撃を受け止めている間に、いつの間にか背後からエリーナがランスでなぎ払ってきた。
しかし、リフレインはそれをもう一方のセイバーを使って受け止めた。
エリーナは笑っているようだが、心なしかその笑顔が怖い。
「あなた、やるじゃない・・・。殺すには惜しいわねぇ。」
「やめなさい、リフレイン!この状況で勝てると思うの?!」
レナがリフレインに戦闘を停止するように促す。
さすがに誰から見ても、5対1の状況で勝てるとは思えない。
「レナ、あなた優しいわね。その優しさがいつか命とりにならないと良いけどね、アハ。」
リフレインがチラっとレナを見つめそう言った。
「余所見するんじゃねぇぞっ!女キャストォオオ!」
「これでチェックメイトですよぉ~。」
ソルとエリーナの攻撃がリフレインの2つセイバーを吹き飛ばし、宙を舞った2つのセイバーは地面に突き刺さる。
状況が悪くなったと見て、リフレインはその場から離れた。
「くっ・・・ちょっとみくびってたわ。今は撤退するしかないか。」
「じゃあ、今日はここまでね。また機会があったら会いましょっ。アハハ!」
そう言って5人をその場に残し、リフレインは消えていった。
ーニューデイズ支部ー
「申し訳ありません。こちらの不手際で2つのパーティーが同じミッションを受けると言うことになっていました。報酬の方は倍で払いましょう。皆さん本当にお疲れ様でした。」
あの後、リフレインが元はアリオス達と一緒にいつもミッションを受けていたことを説明した。
しかし、ある日を境にリフレインとの連絡がパッタリとなくなってしまったのだ。
まさかガーディアンズ襲撃の犯人を言えるはずもなく、支部から出てきた。
「なんか申し訳ないな。俺達のせいでこんなことになってしまって。」
「気にするな・・・。アリオス達のせいではないだろう。それは俺もエリーナも分かってるつもりだ。このことは他言無用にしておこう。」
「ありがと、ソル。あなた達がいなかったら私達はもうこの世にはいなかったかもしれないわ。」
「ソルも、エリーナもありがとぉ。すごい助かっちゃった!」
アリオスの謝罪にソルは気さくな答えを返した。
レナとカノンもお礼を言い、2人に頭を下げた。
「お礼なんて良いですよぉ~。お互い様ってことです~。まさかお知り合いだとは思いませんでしたけどぉ。」
「こいつを渡しておこう・・・。何かあれば呼んでくれ、すぐに駆けつけよう。エリーナ行くぞ。」
「あ、そうですねぇ~。いつでも呼んでくださいねぇ、ではでは~。」
そう言ってソルとエリーナはパートナーカードを3人に渡した。
同じようにアリオス達もカードを交換し、二人を見送った。
「ふぅ、何がなんやらもう訳が分からなくなったな・・・。」
「同意見ね。今回ばかりは疲れたし・・・それにリフレインのことも。」
「どうしちゃったのかな。あんなのリフレインじゃないよね?!」
3人は今回のミッションと襲撃してきたリフレインのことでいっぱいだった。
だが、今は疲れを癒すために帰路につくしかなかった。
そしてこの先起こる激闘を3人はまだ知る由もなかった・・・。
次回へ続く
PR
この記事にコメントする